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百億のパワハラと千億のモラハラ

本記事はアフィリエイト広告を含みます。

 自分にとって今の仕事の良しあしを決めるには人間関係は昔考えていたより遥かに必要である。何も無理して韓国と北朝鮮の首脳会談みたいに友好さを装えと言っている訳ではない。圧力とかプレッシャーといったモラハラやパワハラを上手く躱す事ができる関係はそれだけで遥かにマシであるという事。

(2024年1月31日初稿)

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聞いてないよ

負担だけが増えていく

 昔々、国家公務員Ⅱ種(ノンキャリ)として文部科学省に拾われた私は中国地方のとある大学で仕事を始める事となった。公務員のエリア採用職員みたいなもんで、希望すれば文部科学省で研修がてら働けるが激務と聞いていたので当然転属希望なぞはださなかった。

 その後、国立大学は独立法人化してしまい、私の職業も「国家公務員」から「単なる団体職員」となってしまい、それまで天引きされていた共済保険の積み上げとかそれなりにある福利厚生からもぶった切られてしまった。

 予算はぶった切られて減額され続け、施設の維持費も人件費も苦しくなっていくなかで部署の統廃合も進み、苛立ちを抑えきれない新人潰しの教育係や何十時間やっても適当に10時間台帳にハンコを押すだけの報われない上に厚生労働省の過労死ラインを余裕に超えるサービス残業で参ってしまった私は一年近く病休を取る事になった。

月100時間の時間外労働又は2~6ヶ月の月平均残業時間が80時間 厚生労働省によると、過労死との関連性が強いとされる時間外労働は1ヶ月あたり100時間以上、もしくは2~6ヶ月の平均が80時間以上です。 月45時間を超えれば超えるほど、過労死との関連性が強いと判断されやすくなります。

https://roudou-pro.com/columns/78/
(ベンナビ労働問題:2023年12月05日)

一回でも妊娠♪

 その後、復職したのはいいが、数年過ごした後に私同様メンがヘラってしまった上司が異動してきてしまい悪夢が始まった。

悪夢リスト

  • 朝出勤途中の車内でおもいついた仕事の指示を出してきて、何回も進捗確認をしてきて「何故だどうして何故できてない」とキレる
    一時間半かかるあんたの出勤途中にはまだどの店も部署も開いてないから対応のしようがないよ。
    そもそも私も本来ならいなくて当然の時間だし、朝残業をしろというのか。

  • 残業が1時間あるかないかの部署なので退勤後やる事がないのか家に電話をかけてきていたが、そのうちまだ自分の車が大学の校門を通り過ぎる前から連絡してきて「何故でない」とキレる。が、私はバイク通勤なので携帯が鳴っていても分かる訳がない。
    おまけにバイクで携帯に応対していたら交通違反である。
    イケメンではあるが独身なので夕方から相手をしてくれる人がいないようだが
    「し ら ん が な」
    少なくともそれを解消するのは俺の仕事じゃねえ。

  • 夜早いうちはまだ素面なのだが夜9時過ぎになると酔っぱらって電話をかけてくる。しかも絡み酒。最悪だったのは深夜2時に電話してきて職場である付属農場の鍵をかけたか不安になってきたので見てきてくれと言われた事。

  • かかってくる電話がうっとうしいどころか迷惑なので〇時以降は酒飲むんで電話出られませんと言った所、もしその電話が職場の火事とか緊急事態だったらどうするつもりだと難癖を付けられる。正論すぎて反論できないが、なら業務に関係無い電話は控えるように伝えれば良かったなあとさっき思いついた(10~15年経って今気が付いた)

  • メンがヘラっていて大学病院の精神科に通院しているのに処方された薬を飲まない。他の体調不良の為の受診も何故か薬を飲まないので大学病院の医師にぶち切れられている

  • 親戚一行がGWだかなんだかでやって来るという事で、休日に電話してこられてネットで観光資源や良い食事処がないのか調べさせられる。官舎が古いのでネット回線を引いていないので調べられないようだが、そんなもんはネカフェでもいくか休日出勤でもして自分でやれよ本当に。

  • 夏になっても「農場の技術職員の人たちはこの炎天下に汗を流して頑張っている。なのに私たちだけクーラーの効いた部屋でくつろいでいる訳にはならない」と冷房の使用を禁止され、室温30℃超えの部屋で執務させられた。熱中症になってしまい帳簿をつけていて一度間違えた所で何回も書きそこない五回書き直す事になった。他にも熱中症を起こしているのに改善を求めたが拒否された。
    その割に冬になったら即ストーブに火をいれていたあたり殺したい程憎んでいる。

 全てが俺ルールで生きている人で面倒見は良いのだろうが、全部胸襟をひらいて理解を深めようという昭和のやりかたがとてもとても嫌過ぎた。酔っぱらうとむちゃくちゃな論理で一緒に独立しよう(業種は知らん)などと延々と絡まれるのだ。あしらっていると「お前は男になりたくないのか!」と罵声が飛ぶ。あなたの理想の男なんかなりたくもない。

 

仕事に行こうとすると吐いてしまう

死ぬしか逃げ道がない

 この係長と係員は私のみの農場係として付属農場の一室に二人だけで過ごし二年近く耐えた。まあ、他にもちょこちょこモラハラやらパワハラやらやられつつ、DV被害者の様にそこから逃げるという発想ができなくなっていた私であったが、こんな事が積み重なって家を出ると吐き通勤途中の植え込みに更に吐くことが抑えられなくなり、職場に行く事が耐えられなくなった私は、

「行きたくない!そうだ、首吊っちゃえば行かなくて済む」

 とかなりバグった思考で思いつきを実行に移したのだが、体重が重すぎて紐代わりにしたネクタイが切れてしまった。

 その後、例によって実家のある岡山に送還となり三年近くをかのんと無為に過ごす事になる。

 実は今回の記事はある記事の冒頭に使うつもりだったのだが、思いのほか長文になりバランスが悪いので前後編にしました。

 

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