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三年連続で交通事故に遭い、去年も車にはねられる

本記事はアフィリエイト広告を含みます。

「保険なんて不要だよ」
という言葉はよく耳にする。

私は定期的に不幸に遭う体質なので、毎年一回は交通事故にあったり自損事故をやらかしたりと保険のお世話になりっぱなしである。
が、保険もよく考えてプランを組まないと金をドブに捨てているようなものだ。

これは今までで一番酷い事故にあった時の体験と自動車保険についての話である。
(2023年7月13日初稿
 2023年9月3日加筆)

目次

47歳、アイスを買いに出て事故に遭う

事の発端

ある暑い夏の夜、急にアイスが食べたくなった私は近所のコンビニまでバイクを走らせた。

そして途中で左右不確認の状態で本道に出た瞬間、夜中なのでスピードを出していたタクシーに衝突され吹っ飛ばされた。

大変な話ではあるが、始まりが

「アイス食べたい(47歳 男性)」

では情けなさ過ぎる。

救急外来に搬送されて

とんでもない激痛

今まで経験したものとは段違いの痛みの中、車を停めて救護にあたってくれた方々のおかげで何とか事故直後の処理ができ、五体投地してお礼の気持ちを示すしか術がないほどありがたかった。

困った事にスマホを持たず財布だけで出たので、固定電話から離れた所で寝ている家族とは連絡がつかずじまいという心細さ。

近所に出かける時でも、スマホと財布だけは持ち歩くようにしたほうが良いと痛感させられた。

やがて救急車がきて搬送される私。肥っていてすまんのう、隊員さん。

左肩が物凄く痛くストレッチャーから移動させられるときには思わず叫び声が出てしまった。

どこがどれだけ痛いという情報は診断の上で重要な情報なので大げさに騒ぎはしないが不要に我慢はしない方がいい。

先生方もそういう訴えには普通に対処してくれる。

レントゲンの結果、肩に異常はなかった。が、肩の痛みは耐え難く左腕がぶらさがっているだけで激痛が走る。

その後こういうものを買いました

夜間救急の塩対応に仰天


受付で

「すいません、三角巾をください。腕を吊りたい」

「そこの自販機にあるのでご自分で購入してください」

そもそも左腕が使えないのに自販機で買い物をして自分で三角巾を装着しろというのかお前さんは。

とその塩対応っぷりに度肝を抜かれはしたが、命に関わらなければリソースは最低限にしか割かないのが救命救急である。

やるしかないなら気合で乗り切るしかない。

…できたよママン!何とか三角巾をつけられたよ!

後日判明したのだが、肩を脱臼していたとの事。そりゃ痛かったわけである。

恐怖の10割負担

次の問題は、診察代である。

家族とは連絡がつかない。

あと、交通事故による負傷は

「健康保険の適用外で10割負担」

という厳しい掟がある。

要は自賠責保険や任意保険で医療費は後日還付されるのだから当座の治療費は当事者たちでなんとかしろという話だが、10割負担となると請求額がとんでもなく跳ね上がる。

幸い、カードで支払う事ができ、帰宅する際のタクシー代も支払う事ができた。財布を持ち歩いていなければ警察が来るところであった。

以前、銀行ATMに財布を置き忘れてそのまま焼肉を食べに行き、身元引受人がいない県外での出来事だったので警察に収監される寸前までいった私である。寸前で財布を警察に届けてくれた人がいて連絡が入り警察行きはまぬがれたが、面倒だからこないと言った当時の上司は万死に値すると思う。

それはさておいて、

深夜に出て行った時とうってかわって半死半生の有様で家に帰り、寝ていた家族に事情を説明するのが非常にしんどかった。あと痛み止めの座薬を家族にいれてもらったが、私はともかく家族には半死半生の思いをさせてしまった。

 それからは、コンビニに行く程度でもこんなポシェットにスマホと財布を突っ込んでおいて持って出るようにしている。が、それはまだまだ後の話であり、この時点ではこの先どうしたものかも考えられないボロ屑状態の私であった。

人生色々、医師も色々

かかりつけ医だがこいつ嫌い

翌日、痛みがあるので診てもらおうと近所の整形外科で何枚もレントゲンを撮ったところ

「肩の腱が断裂して、関節が脱臼してるね。手術が必要かも」

あまりの急展開に顔から血の気が引くのがわかった。

紹介状をもらって昨夜救急搬送された病院を再訪する。

事故直後のレントゲンではなんともなかった肩の骨がスコーンとあさっての方向に外れており、画像データはインパクトが大きかった。

かいつまんで言えば、骨と骨を繋いでいる腱が断裂し、関節の形を維持できなくなって骨が外れてしまった状態である。

もっと余計な事をいえば肩鎖関節という関節である。そこが脱臼しているのである

肩鎖関節脱臼とはこんな状態だよ

手術かよ・・・

と、医療費やバイクの修理費などもろもろの出費が脳裏をよぎり、それらを上回る手術という言葉のインパクトに狼狽する。

これからの事を思うと居ても立っても居られず、普段の三倍の睡眠薬を服用してようやく寝る事ができた。

陽気な外科医


紹介された病院に送り返された形になる。

受診したところ

「ああ、外れてますね」

と、語尾に音符がつくくらいで明るく、なんならこれから語尾に「♪」をつけても良いくらいの口調で紹介先の医師の診断が始まった。

要約すると、手術してくっつけてもくっつけなくてもさほど生活に支障をきたす関節ではないので大抵の人は手術せず保定だけで治療し、普通にテニスとか柔道といったスポーツをしている例もあるという。

外れたままでも問題ない関節があるというのは初めて聞いた。

又、手術してもしなくても治癒にかかるまでの期間はほぼ変わらないらしい。

「手術、したい?」

楽しそうに尋ねる医師。

「もちろん、したくありません!」

問題は、私は肥っているので装具が既存のサイズではないかもしれないという事だった。

この暑い季節にテープや包帯もうっとうしいだろうと、痛み止めのロキソニンテープとロキソニンを処方されただけで非常にさっくりと診察は終わった。

要は痛みをおさえて安静に、日にち薬がよい薬、という事らしい。

四十肩、いやもう五十肩の酷いバージョンみたいなものだと腹をくくるが、安静にして痛みのない姿勢というのが案外ない。

ベッドにクッションや枕を山積みにしてもたれかかるのが精いっぱいだった。

神頼みしか思いつかない人生

定期的に不幸になる体質を改善したい


事故処理について動けるようになったのは半月ほど過ぎてからである。

バイクだが、ボロボロになっており全損であった。それを思うとまだこの程度の怪我で良かったと思うべきである。

が、保険の手続きなどで想定外の状態が判明し、弁護士の先生を探して手続きを委任する事になった。この件は現在進行中であるので詳細は省くことにする。

保険はよく考えてプランを組もう

保険の落とし穴に注意しよう

加入していた任意保険であるが、安くあげる事しか考えずに契約してしまったので

「自分の怪我の治療費は保険対象外」

という自分がターミネーターなら全く問題はないが生身の私にとってはロープなしのバンジージャンプ並に役に立たないプランになっており、自賠責保険を使って処理しなくてはならなくなった。

任意保険なら治療費の清算から請求、振り込みに相手方との交渉まで何でも保険会社に任せる事ができるが、自賠責保険だとこれを全部自分でやらないといけないのでもの凄くめんどくさい事になるんである。

幸いな事に任意保険に弁護士特約を何故かつけていたので自賠責保険の手続きを弁護士に委任する事ができた。それでも最終的に慰謝料に治療費その他が支払われたのは事故からほぼ一年後である。

これに懲りたので新しいバイクの任意保険は一万円高いが自分が負傷した場合も保険でカバーできる契約にした。

愚者は経験に学ぶ。

私は愚者の方だなあ。

後、弁護士特約は絶対につけるべし。私の父のように自力で事故裁判を起こして勝訴するような人間はマレというかちょっとアレである。

と、厭な経験値ばかり上がっていくうちに貴重な8月も48歳の誕生日も過ぎていった。

体調不良や精神的な不調に加え、交通事故ときたもんだ。

しかも交通事故はこの数年毎年一回は起こしている。

せめて何事もおきない穏やかな日々だけが欲しい・・・

こうして、厄払いのお祓いをしてくれる神社仏閣を探し始めた私だった。そうして、「全国厄払い神社仏閣27選」などというニッチな世界の存在を知る事になるのであった。

このお話に続きます

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